初期伊万里染付山水文水指 江戸時代・17世紀 径 19cm 高 14.3cm 売約済み 口縁部に櫛目文をめぐらせ、垂直に立上った首の部分には青海波文を描く。胴部に山水文を配し、その余白には帆掛舟を浮かべ、柳の枝垂れる姿など、長閑な早春の風景を想わせる作品である。釉薬がむらなく掛けられ、しっとりとした磁肌に濃紺の絵付が美しく映える見事な優品。端正な作りの水指には塗蓋が添えられ、茶室の設えとしての趣と風格が備わっている。