江戸時代・17世紀
胴径11.2cm 高23cm
商品について問い合わせ江戸時代1660年頃に製作された芙蓉手をモチーフとした瓢形の徳利である。器の下部を染付線にて四つの区割に窓を設けている。その中に双鶏文、双鳥文、舟人物文、楼閣山水文をそれぞれ描き、上部には 3 人の唐子と唐花唐草文をめぐらせている。やや大ぶりながらも、使いやすい魅力ある瓢徳利である。
江戸時代・17世紀
胴径6.7cm 高7.5cm
商品について問い合わせ1650年頃に製作された色絵古九谷様式の猪口(向付)である。正面には力強い筆致で枝垂れ桜文を描き、裏には雲と岩文を配する。高台内には、大明成化年製の銘を記す。お酒を呑む器としてや、お料理を盛る向付、また銀火舎が添えられており、香炉としても楽しめる一品。
江戸時代・17世紀
径21.8cm 高2.3cm
商品について問い合わせ江戸時代、1650年代に製作された古九谷様式のこの皿は、
中国南京手や萬暦赤絵に倣い製作された作品であり、
五彩手と呼ばれる五色の色を用いて、彩色豊かに構図が彩られている。
見込には、染付の圏線にて窓を設け、その中に四羽の水鳥を動きある描写で表現する。
岩場より勢いよく伸びる花樹や、空に浮かぶ雲など、五色の色絵を用いて巧みに描いている。
縁には赤にて四方襷文を廻らせ、その周りを塗り埋めた緑の縁取りが、構図全体を引き締めており、何とも美しい皿である。
器裏側には、高台脇より伸びる花樹を二方に配し、高台内は二重圏線のみで無銘である。
情緒あふれる意匠や色彩感覚、力強い筆致など、古九谷五彩手の名品であるといえる。
江戸時代・17世紀
径11.4cm 高20.8cm
売約済み
江戸時代17世紀中頃に製作された青手古九谷の瓢徳利である。
余白を残さず器全体を塗り埋める青手と呼ばれる作品の中でも、
この瓢徳利のような立体物は稀少であり、またこれぞ青手と呼ぶにふさわしい
青(緑)一色のみで器を塗り埋めている作品は非常に少ないといえる。
この作品は、ふくよかな丸みを呈した胴の中央を絞ったやや大きな瓢箪形の徳利である。
余白を緑一色にて塗り埋め、全面に唐草を廻らせるシンプルかつ格調高い逸品。
裏側は、高台畳付のみ無釉で土見せは白い。
この徳利の為に誂えたであろう江戸時代の漆器で作られた提重が添えられており、
当時この徳利と共に花見などの宴を楽しんだのだろう。
この徳利と同手の作品がソーム・ジェニンス氏のコレクションを経て、
現在 大英博物館に所蔵されており、もともと一対として納められていた片方の可能性もある。
青手古九谷らしい風貌と堂々とした佇まいのこの瓢徳利は、今なお多くのコレクターを魅了する優品である。
江戸時代・17世紀
径21cm 高3cm
売約済み
この作品は、古九谷五彩手中皿の中でも一番有名な作品であり、
色彩感覚や構図、色絵の発色や造形美、どれを取っても古九谷五彩手の優品といえる。
捻り輪花の縁には、銹釉を施し、そこに沿うように緑の地文様が周囲を巡らせている。
見込の文様は、左側に大樹を描き、右側に二人の美人が話をしているような動きある意匠が絶妙である。
器裏側には、吉祥文様である扇紐文を三方向に配し、高台中央には、緑釉黒描き銘にて角福を記す。
この作品は、加賀前田家に伝世していた事でも有名な作品であるが、
最盛期の古九谷五彩手の魅力を余すことなく表現した逸品であり、今なお多くのコレクターを魅了してやまない。
江戸時代・17世紀
縦18cm 横22cm 高4.5cm
売約済み
白の余白を残さず、緑と黄の色絵にて全面を塗り埋める青手古九谷とよばれる江戸時代17世紀中頃の作品である。
器の見込を絵の額に見立てて、そこへ緑地に黒の波涛文様と栗文様を、真ん中を外し、やや左下に描いている。
斜めに立ち上がった縁には松葉のような小紋を描きつめ、四方には緑の葉のような文様を配する。
この皿の形状は四隅が入り込んだ形から隅入皿とよばれている。
裏側縁には、緑地に黒描きにて唐草文様を描き、高台内には二重角の中に福の字を記す。
緑、黄色の発色は非常に綺麗で、意匠のセンス、造形の重厚感など青手古九谷の中でも優品であるといえる。
江戸時代・17世紀
縦11.5cm 横12.5cm
売約済み
器の表面には、古九谷らしい緑の色を多く用いて、
縁を一周巡らせている、力強い意匠の小皿になります。
その一方で器の中央には、愛らしい果実にも見える花文様を余白を生かし描いています。
裏面には、折枝梅文様を丁寧に描き、高台脇には、染付で歯車文様を描く。
高台内には、染付にて角福銘を記しています。
江戸時代・17世紀
長径23cm 高9.7cm
売約済み
器中央に人物文を描き余白には四方襷文や唐草文様を配する等、中国祥瑞手の意匠を思わせる菓子器である。
江戸時代、茶人の求めに応じてつくられたであろうこの菓子鉢には、提手が付いており、古九谷作品の中でも非常に数が少なく珍品である。
江戸時代・17世紀
径 21.2cm 高 2.2cm
売約済み
緊張感みなぎる竹虎の絶妙な構図や、染付の発色が素晴らしい藍九谷の逸品である。型打成形により薄くシャープに作られた藍九谷の捻形皿には、優れた作品が多いといわれている。その中でも勇猛な虎の姿を力強く描いたこの作品は、昔から藍九谷を代表的する優品の一つとされている。 藍九谷の捻形皿に描かれる虎の文様には雄虎と雌虎の二種類があるといわれており、この作品の虎は、睨みをきかせた勇ましい姿や、逆立つ毛並みの力強い筆致からも雄虎を描いた構図と思われる。 裏の文様は、蔓草を伸びやかに一本描き、高台内には角福の銘を記す。
江戸時代・17世紀
径14.2cm 高1.8cm
売約済み
本来、裏に記されるべき落款をあえて器中央に配する斬新な意匠と、その周りを古九谷らしい三色の色絵を用いて輪線文を描いている奇抜な意匠の古九谷小皿の逸品。
裏面には、赤を用いて折れ松葉文様を描き、高台内には太明の銘を記す。